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民間利用延期に関する雑感

2019.11.02.Sat.18:25
迷走している感のある大学入試センター試験の「後釜」ですが、かねてより問題が指摘されていた英語に関しては民間利用へと転換というこれまでの方針にとりあえずSTOPがかかりました。文科相の「身の丈」発言が最後のトリガーになりましたが、元々問題が指摘されていたのにもかかわらず強行しようとしていた訳ですから、かえってヨカッタのかも(苦笑

そもそも論として英語に関して言えば、「中高大と教育してきたのにかかわらず社会に出て全く使えない」という指摘が遥か昔からあった訳で、そのあたりを是正するために「4技能(聞く、話す、読む、書く)」を盛り込みたかったと認識しています。しかしながら、5~60万人が一斉に受験するセンター試験で「話す」や「書く」を採点するのは現実問題として困難なのも事実。だからこその「民間利用」なのでしょうが、①複数の業者のテストを利用するので換算点で不公平が出る可能性②複数回受験が可能になるので地理的/経済的格差が生ずる可能性etcはかねてより指摘されており、それらに対する明確な回答もないまま今日に至っています。安直な導入は、単に指定された業者への経済的利益付与をしたいだけのようにしか見えません。

個人的には…
センター試験はそもそも”共通1次”の位置付けなのですから、あくまで効率重視でOKというスタンス。2次試験で各学校が多様な試験を用意できるのですから、論理的な思考能力や4技能は2次試験で問えばいいのです。1点を争う試験に意味があるのか?的な指摘もよくあるのですが、そもそも人数を絞る目的の試験って本質はそういうものでしょう。1次+2次という2段階選抜にすれば、基礎学力を問う1次はあくまでも「足切り+α」程度の位置付けになりますし、Totalの配点の中での1次の割合を減らして2次重視にすれば済むだけの話。昔から上位国立大学はそうしたやり方をしてきている訳で、2次での記述論述の出来栄えが合否を大きく左右する仕組みになっています。
そんなこんななので、個人的にはどうにも腑に落ちていなかった「変更」ですが、思わぬ形で導入延期になったのはヨカッタと思っています。現高2生は振り回されるので大変かもしれませんが、従前どおりの対応でよくなっただけですし、現高3生は浪人した場合にも従来通りの対応で翌年受験できるのですから…(^^A


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